花粉の時期に最適なコンタクトレンズ

日常的にコンタクトレンズを使用している方は、花粉の時期でも顔の印象が変わることを嫌い、変わらず使用されことが多いです。花粉の時期は、レンズに花粉などの汚れが付着しやすく、特にソフトレンズは汚れがレンズの内部に沈着し、それが抗原となってアレルギー性結膜炎になってしまう危険があります。また、普段の状態よりも花粉症の症状が出ているときの方が目の状態が脆弱化しているため、その他の角膜炎や結膜炎などのトラブルを引き起こす可能性があります。

 

花粉症の症状が重く、目やにや流涙のある方はこの時期だけはコンタクトレンズの使用を控えた方が良いのですが、花粉症の方でも症状の軽い方は医師の指示に従ってレンズを使用し続けることが可能です。しかし、レンズが汚れやすい時期であることを考えると1日交換タイプのレンズが望ましいでしょう。

 

また、ソフトレンズはFDAによって、グループⅠ低含水、非イオン性、グループⅡ高含水、非イオン性、グループⅢ低含水、イオン性、グループⅣ高含水、イオン性の4つのグループに分けられていますが、このうちグループⅠのレンズは非イオン性のため素材が静電気で花粉を引き寄せてしまうこともないですし、低含水のレンズは内部に汚れが沈着しにくくタンパクなどの汚れが付きにいので、この時期に使用するのに向いています。